ハードウェア

IntelがディスクリートGPUを2020年にリリースすると発表


By VGA Legacy MKIII

Intel製のCPUは多くのPCやサーバーに搭載されており、この分野においてIntelはデファクトスタンダードの位置に立っています。しかし、GPUについて同社は開発に積極的ではなく、Intel HD Graphicsが搭載されたCPU内蔵型のGPUは提供しているものの、より高性能な独立型GPU(ディスクリートGPU)の提供は行われていませんでした。IntelのCEOであるブライアン・クルザニッチ氏が、2020年にIntel製のディスクリートGPUをリリースすると発表を行い、同社がディスクリートGPUの分野に参入することを明らかにしました。

Intel makes it a three-way race with AMD and Nvidia on graphics chips - MarketWatch
https://www.marketwatch.com/story/intel-makes-it-a-three-way-race-with-amd-and-nvidia-on-graphics-chips-2018-06-12

Intelは2017年11月8日にAMDでGPU部門を率いていたラジャ・コドゥリ氏が入社したことを発表します。この発表以降「IntelがディスクリートGPUの開発に本気を出すのではないか?」とウワサされるようになりました。

そして、コドゥリ氏が入社してから約7カ月後の2018年6月12日に、このウワサが現実のものになります。クルザニッチ氏は、IntelのTwitterアカウントで「2020年にIntel初のディスクリートGPUが登場する」と発表し、IntelがGPU開発に力を入れていたことを認め、2020年からディスクリートGPUの分野に参入することを明らかにしています。


今回の発表の中でIntel製GPUがどのような用途で開発されているのかなど、詳細な情報は明らかにされていませんが、Intelで副社長を務めるナビン・シェノイ氏によると、AIやゲーム、開発用途での利用を想定しているとのことです。

Intelの開発力が高いことはCPU開発の実績を考えると疑う余地はありませんが、ディスクリートGPUの開発においては実績・ノウハウともにNVIDIA、AMDの方が先行しているのが事実であり、Intelは大きく水をあけられています。この差をIntelがどのように埋めていき、追い抜いていくのかが注目されています。

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