セキュリティ

ホテルの宿泊客1600人がこっそり盗撮されライブストリーミングされていたことが韓国で発覚

by Dom

近年は小型で高性能なカメラによる盗撮被害が多発しており、「民泊サービスのAirbnbを利用したら部屋に隠しカメラが仕掛けられていた」といった事例も報告されています。特に韓国では隠しカメラによる盗撮が社会問題化しており、「宿泊施設に仕掛けられたカメラで撮影された1600人もの映像がライブストリーミングで配信されていた」という事件が発生したと報じられました。

South Korea spycam: hundreds of motel guests secretly filmed and live-streamed online - CNN
https://edition.cnn.com/2019/03/20/asia/south-korea-hotel-spy-cam-intl/index.html

韓国では隠しカメラによる盗撮被害が年間6000件以上も届けられており、「盗撮先進国」ともいえる状態だそうです。盗撮された映像はポルノサイトなどで共有されることもあるため、公共施設の利用時には隠しカメラが仕掛けられていないかのチェックが欠かせないとのこと。

盗撮先進国の韓国では公共施設利用時に隠しカメラのチェックが欠かせない - GIGAZINE


そんな中、韓国にある30の宿泊施設のうち42部屋に隠しカメラを仕掛け、合計1600人もの宿泊客を盗撮していたとして2人の男が逮捕されました。警察はほかにも事件に関係した人物がいるとして捜査を進めていますが、宿泊施設の運営者が直接盗撮に関わっていたとは考えられないとのこと。

警察によると隠しカメラはテレビや壁に設置されたコンセント、ヘアドライヤーのホルダーなどに仕掛けられており、撮影した映像はインターネット上にライブストリーミング配信されていました。配信サイトには4000人もの会員が登録しており、そのうち97人は特定のライブストリーミングをもう一度再生できるオプションなどをゲットするため、月額44ドル95セント(約5000円)を支払っていたそうです。2018年11月から2019年3月までの間に、サイト運営者は6000ドル(約67万円)もの売り上げを得ていたとみられています。


隠し撮りの被害に苦しむ韓国の女性たちは2018年にソウル中心部で大規模なデモを行い、「私たちの人生はあなたのポルノではない」と抗議の声を上げました。韓国政府もこの事態を重く見ており、警察の特別チームが市内の公衆トイレを定期的に検査したり、盗撮に対する刑の厳格化を検討したりといった動きも出ているそうです。2018年には盗撮映像が多くアップロードされていたポルノサイト「Soranet」が閉鎖され、運営者が4年の懲役刑を宣告されています。

その一方で、盗撮映像をインターネット上にアップされた女性は心に大きなダメージを負ってしまうと、女性の盗撮映像をインターネット上から削除する専門家であるLee Ji-soo氏は述べています。「私のクライアントの多くが、『死んでしまいたい』『家から出られない』といった悲痛な叫びを訴えています。盗撮映像の被害者らは、道行く人々がどこかのポルノサイト上で自分のことを見たのではないかと感じているのです」と、Ji-soo氏は語りました。

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in ネットサービス,   ハードウェア,   セキュリティ, Posted by log1h_ik

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