ハードウェア

アナログカラーテレビの「砂嵐」はなぜカラーではなく白黒なのか、そして時折カラーに見えるのはなぜなのか?


テレビ放送の方式の1つであるアナログ放送は、1990年代末から主に先進国においてデジタル放送への置き換えが進み、徐々にその姿を見かける機会が減ってきましが、アナログテレビで画面に白い点が大量に現れる「砂嵐」が映し出されたのを目にしたことがある人も多いはず。その「砂嵐」に対し、「アナログカラーテレビの砂嵐はなぜカラーではないのか?」という疑問がStack Exchangeに投稿され、考察がなされています。

electrical engineering - Why do color TVs make black and white snow? - Engineering Stack Exchange
https://engineering.stackexchange.com/questions/33737/why-do-color-tvs-make-black-and-white-snow

質問を投稿したGlorfindelさんは「白黒テレビの砂嵐が白黒なのはわかるが、カラーテレビの砂嵐はなぜカラーではないのか?」という疑問を持ったとのこと。「ノイズをカラー映像の信号としてデコードしないのだろうか?」と推察しています。

この質問に対するTransistorさんの回答によると、テレビの受信機は水平帰線期間において、カラー信号を正しく再現するのに必要なカラーバースト信号をのせた副搬送波を検出できないとのこと。そのため、受信機はカラーキラー回路をオンにして色信号の受信を停止するので、白黒のノイズが発生すると説明されています。


しかし、Brian N Parkさんは「1970年代から80年代のカラーテレビでカラーの砂嵐が表示された」とTransistorさんの意見を否定。

まとまった回答が出ない中で、Mikeさんは「カラーの信号を受信していなくても、生理的側面と技術的側面から、カラーの砂嵐は起こりうる」と回答。生理的な側面として「目の錯覚」が原因のひとつであるとのこと。「砂嵐」のノイズを見るとき、画面に色合いがまったくなくても、人間の目は色合いを錯覚してしまうと説明されています。

技術的には、Transistorさんの説明通り、受信機が受信する信号にはカラーの信号は含まれていないはず。それでも画面にカラーのノイズが表示されうるのは「三原色の光線の焦点が三原色の中央から少しずれることがある」のが理由とのこと。このため、特定の色が見える可能性があるとMikeさんはコメントしています。

by arnau(BCN)

また、質の悪いアナログ-デジタル変換回路を使用した場合も、アナログ信号を正確に「0」と「1」に変換できず、カラーのノイズが表示されることがあると説明されています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「言葉の色が見える」共感覚の人には人名がこう見えている、「自分の名前の色」が分かるサイトも公開中 - GIGAZINE

アナログ映像がHDMI出力で鮮明になる「RGB21-HDMI変換アダプタ」を使って旧世代のゲームをコンポジット出力と比較してみた - GIGAZINE

Appleが策定したスマホやPCの画面をもっと豊かな色合いで表現できる色空間「Display P3」とは? - GIGAZINE

「世界で最も醜い色」は何のために生み出されたのか? - GIGAZINE

in ハードウェア, Posted by log1n_yi

You can read the machine translated English article here.